五十肩②
- 2023.02.22
リハビリ担当のOです😄
前回のブログの続き
「何故炎症期🔥の後、拘縮期(手が挙がらない期間)になるのか ?」
今回の内容は、奥野 祐次先生の勉強会、書籍等で学んだ事を中心に書きたいと思います。
炎症が起きるている所には、もやもやした血管(炎症血管)が作られます。
この血管のまわりには、痛みを感じる神経が絡みついています。
そのため炎症が起きている場所を動かすと痛みを感じます。
実は肩に炎症血管ができることにより、手が徐々に挙がらなくなっていきます。
拘縮期(手が挙がらない期間)になる2つの理由
①炎症が起きている場所には、線維芽細胞が集まってきます。
線維芽細胞は、タンパク質の線維を放出します。放出されたタンパクの線維が肩のまわりの組織にくっつき肩の可動域が狭くなっていきます。
②炎症血管は、普通の血管より粗いため血液中のタンパク質が漏れ出て
肩のまわりの組織にタンパクがくっつき、肩の可動域を狭くします。
炎症の期間が長かったり、広範囲だと肩の可動域制限が強くなります。
今回は少しマニアックな内容になりましたが、もしご興味がありましたら奥野裕司先生の本を読んでみてください。
医療従事者でない方でも、とても読みやすくわかりやすいです。
当院の五十肩の治療としては、注射、ホットパック、電気治療、炎症期には無理に動かさず炎症が少しおさまってから肩の可動域訓練をしています。
最後までお読み頂きありがとうございました😄
当院は、19時30分まで開院しています。
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