スポーツ指導の難しさ
- 2024.08.19
こんにちは、リハビリ担当のOです。
今回はスポーツをしている学生さん向けに書きました。
何か参考になれば幸いです。
人間は生まれた時から、力の入れ方や重心の位置が、決まっていると言われています。
大雑把に説明しますと、AタイプとBタイプの人がいます。
手の力の入れ方を例にしますと、
コップを持つときや電車のつり革を握る時、第2関節で握る人はAタイプになります。
つり革を手のひらで握る人は、Bタイプになります。
朝の満員電車で、つり革を見てあの人AだあBだあと、人間観察すると面白いですよ。
私は高校で野球をしていたのですが、チームメイトの子でバットをスイングした後、
体がピッチャー方向に流れる選手がいました。
私はイチロー選手に似ていて、カッコいいと思っていました。
しかしみんなから前足に重心の位置が行くのは、だめだと注意されて
その子は必死にフォーム改善に取り組んでいました。
今思うとチームメイトの子は、体の使い方がAタイプだったんじゃないかと思います。
Aタイプは、重心の位置がつま先側にありバットをスイングした後、
ピッチャー方向(前足)に体の軸が流れてしまうんです。イチロー選手もAタイプです。
そのためフォーム改善は間違った指導だった可能性があります。
ちなみにBタイプは、重心の位置が踵側になります。有名なスポーツ選手ですと松井秀喜さんです。
松井さんのスイングは、イチローさんと真逆で前にいかず、重心の位置が後ろのため、後ろ脚に体重をのせながらスイングをしています。
これらの話は4スタンス理論と言います。
(詳しく説明するとA1、A2、B1、B2と4つのタイプの人に分かれています。)
ネットで検索すると、野球に限らず有名なスポーツ選手はどのタイプか分析されています。
自分と同じタイプの選手の真似をしたりすると、しっくりくるものがあったり
4スタンス理論を勉強すると、自分の得意な体の使い方がわかるので
今より競技パフォーマンスが向上する可能性があるかも知れません。
まとまりのない文章で分かりにくかったと思いますが
もし興味がありましたら、ネットで検索してみて下さい。