インフルエンザ予防接種
- 2021.11.08
院長の白石です。休日返上で昨日も予防接種を行いました。ご存じの方も多いと思いますが、接種時に13歳以上の方は1回接種が原則です。厚生労働省のホームページによると1回0.5mlの接種で2回接種と同等の抗体価の上昇が見込まれるという報告があるそうです。添付文書には、1回または2回接種とあり、物理的には2回接種も可能です。今年のようにワクチンの供給が少ない年は、広く接種するという意味では2回接種ご希望の成人の方はお断りした方がよいのかもしれません。13歳未満は2回接種です。では、1回目接種する時が12歳で、1か月後2回目接種する時は、13歳になっている。どうすればいいのか?と疑問に思う方も多いと思います。これも厚生労働省のホームページに答えが掲載されています。「1回目の接種時に12歳で2回目の接種時に13歳になっていた場合でも、12歳として考えて2回目の接種を行っていただいて差し支えありません。」とのことです。「2回接種しないといけません」と書いていないところが、キモだと思います。もともと任意接種ですし、13歳という区切りも人間が勝手に引いた線引きですので、絶対はないのだと思います。私の患者様でも、バラバラでした。
徐々に寒くなってきました。例年の傾向からすれば空気が乾燥する冬場は、上気道系で何らかの感染症が流行る印象があります。今年はコロナが来るのか?インフルエンザが来るのか?不安は尽きませんが、手洗い・マスクは簡単にできる感染対策なので引き続き頑張りたいです。