職場巡視
- 2021.09.04
院長の白石です。嘱託で産業医をしていますが、最近の話題はやはりコロナでしょうか。職場巡視とは、労働安全衛生法で定められている産業医業務の一つです。実際に事業所を訪問して、職場環境の衛生面や従業員の健康を維持する上での問題発見と改善につながるように事業所に指導します。工場などの危険な作業場では、事故も起こりやすく注意が必要ですが、私が今まで担当した事業所は有機溶媒や重量物を取り扱うところはなかったので、あまり重要視はしていませんでした。ところが、今回新型コロナウイルス感染症の蔓延により、事務所内の換気はどうかや、休憩室・会議室にパーテーションがあるかなど感染対策についてチェックが必要になりました。また、職域接種の状況を確認したり、職場復帰についてなどのご相談も多くいただきます。実際にクリニックで発熱外来をしておりますので、産業医専業の先生よりは現場の声を、嘱託先の事業所に還元できればと考えています。
最近雨が続いていて気温もぐっと下がりました。蝉の声はどこえいったのか?鈴虫が通勤途中で鳴いています。東京都の感染者数は山を越えた感があります。あとは、冬場どうなるか気になるところです。南半球では今年もインフルエンザの流行は無かったようです。インフルとコロナのダブルパンチは避けてもらいたいと願っています。では、よい週末をお過ごしください。