幻のチケット

  • 2021.08.18

院長の白石です。ここ最近スタッフの4100さんにブログを任せっきりで反省しています。

東京でオリンピック開催が決まった頃、両親から「お金を出すからオリンピックのチケットを取って、子供達を連れて行ってやれ」とのことで封筒に入ったお金を渡されました。父は当時(前回の東京オリンピック)、徹夜で陸上競技のチケットを取って、生で観て相当感動したらしく、その感動を孫にもということらしいのです。

個人的にはあまり興味はなかったのですが、そこまで言われて何もしないわけにもいかず、オリンピックのチケットに応募して見事「撃沈」しました。パラリンピックならとのことで、自宅から比較的近い会場で行われる、「ウエイトリフティング」に応募したら当選しました。記念になると思い、電子チケットではなく紙のチケットにしました。

そうこうするうちにコロナで一年延期になり、引っ越し・転職もあり、すっかりチケットの存在も忘れていました。5月に入りそう言えば、チケットはどうなるかとHPで確認したところ、登録住所に「転送不要 簡易書留」で郵送とありました。引っ越したので、住所変更しようと思ったら、変更期間は終了しましたとのこと。チケットは旧住所に送られて、宛先不明で返送され回収とのことで、受け取れなかった場合はオンラインでチケット発券してくださいと言われました。せっかく記念になると思い「紙」にしたのにと、事務局と郵便局に交渉しましたが、駄目でした。自分の責任なのでしょうがないと諦めていたところ、7月頃にコロナ拡大で全員オンラインチケットとなり、「紙」を申し込んだ人は後日郵送、郵送先の変更は後日連絡となり、「紙」チケットを受け取れることになりました。

時は流れて、オリンピックが終了し、パラリンピックの観客について先日報道されました。予想通り無観客となりました。チケットは返金になりました。この状況下では当然の判断だとは思います。しょうがないですね。スポーツに全く興味がない妻は、引っ越して会場が遠くなった時点で、「開催されても一人で行ってくれば」と私に言っており、先見の明があるのか、開催日にコロナワクチンの予約を入れていました。コロナ禍早く終息して普通の生活が遅れることを願います。

PAGE TOP