旅行トラブル②
- 2020.11.04
大学生の時に、夏休みが長かったおかげで約1か月北欧を旅行していた時のことです。なぜ北欧を選んだかと言うと、当初はオーロラを観に行きたくて北欧を調べていました。残念ながらオーロラの季節に長期休みは学生と言えども不可能で断念。でも治安もいいし、夏は白夜が観れるので、行ってみようと計画を立てました。
フィンエアーで成田からヘルシンキ🛫、1回乗り継いで🛫ロヴァニエミから路線バス🚌で目指すはヨーロッパ最北のノールカップ。中継地点のホニングスヴォーグで宿🏡を取り1泊、といっても白夜なので明るいままです。私のガイドブックのバイブル「地球の歩き方」によれば、クニフシェロッデン岬の方が、ノールカップより実際は北と記載がありました。ここまで来たら、真の最北端を目指そうと、街のインフォメーションで情報収集。カウンターの人に「クニフシェロッデンに行きたいのだけれど、地図はありますか?」と聞くと、かなりアバウトな地図を渡されて、「一人で行くのか、マジで?」と言われ、「赤い石沿いに行けば行けるらしいけど、私は行ったことがない」と教えられました。この情報が命取りになるとはこの時点ではつゆ知らず。
とりあえずホニングスヴォーグからバス🚌でノールカップに行き観光地的な観光を終え、いよいよクニフシェロッデンへ。ノールカップからホニングスヴォーグ行きのバス🚌の途中で降ろしてもらい、そこから片道2時間のハイキングとなりました。私はてっきりハイキングコースに赤いレンガが敷き詰めてあり、その上を歩いていけばいいと甘く考えていました。そしたら大きい石に赤いペンキで「T」と記載があり(恐らく:trueってこと?)、それがところどころ20-30mに一つあるという感じだったと思います。歩いていると、ガスが出てきて3m先も真っ白、勿論赤い石なんてわかりません。取りあえず北を目指そうと思い、方位磁石を出したら、針先が回転して使用できない。これって遭難?と脳裏をよぎりました。動いたらまずいなと思い、石が山積みになった目印のところで、「一応観光地だろうから絶対誰か通る」と思い、じっと待ちました。3時間程度待ったでしょうか、ガイドが引き連れたグループが通ったので、そのグループにお供させて頂き無事に目的地のクニフシェロッデンに到着しました。
ホニングスヴォーグの宿🏡に戻り、管理人に「遭難しかけた」と言ったら、「クニフシェロッデンに観光客が一人で行ったの、バカか」と笑われました。日本の感覚だとえらいことになると学んだよい経験となりました。帰国後、「地球の歩き方」読者投稿ハガキに「遭難しかけた」と投稿しましたが、採用されたかどうかは不明です。
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