花粉症について+アルファ

  • 2021.02.10

院長の白石です。もうぼちぼちスギの花粉が飛散するころだと思います。最もメジャーなスギ・ヒノキの花粉飛散量は2-4月がピークになっています。今年はコロナの影響で、皆さんマスクが常識となっており、多少症状は軽減するかもしれません。あまり知られていませんが、スギ・ヒノキのシーズンが終わるころにイネ科が秋ごろまで続きます。また、秋になるとブタクサ・ヨモギなどの花粉も飛散します。意外と1年を通して花粉は飛散しています。

アレルギー症状の原因で、花粉症についで多いのが、ダニ・ハウスダストです。これは通年性なので1年中症状に苦しめられている患者様😆もいらっしゃいます。いくら部屋を綺麗✨に掃除してもゼロにはできませんしね。

自分が何のアレルギーがあるか知りたい方は、❝view39❞という検査がお勧めです。少しの血液で39項目についてアレルギー体質かどうか判断できます。勿論保険適用なので、お子様で医療証が使用できる場合は、窓口負担はございません。採血結果で、自分では気付いていなかった項目に異常値が出る場合もあります。食物の場合、今まで普通に摂食して何ら問題ない項目の場合もあり、異常値の程度を考慮して指導させて頂きます。

治療法は原始的ですが、アレルギー原因物質(アレルゲン)を避けることができれば、症状は出ないとなります。しかしながら、通常の生活をする中で、中々完全に避けるのも難しいので、対症療法として抗アレルギー薬(主に抗ヒスタミン薬)を処方します。「自動車運転禁止・注意・問題なし」の3段階あります。それぞれ1日1回・2回の薬があり、患者様と相談して、生活スタイルで一番内服しやすく効果が高そうな薬を処方しております。また、スギとダニに限りますが、舌下免疫療法と言って、毎日舌下にアレルゲンを少量投与して、症状が出にくくなる体質にゆっくり変えていこうという治療もあります。治療期間は年単位ですが、抗アレルギー薬が不要になってしまう方もいらっしゃいます。この舌下免疫療法ですが、スギについては残念ながら花粉が飛散している時期は開始することができません。

また、食物アレルギーがひどい方には、ショックになりそうな際に、緊急避難的に行う自己注射も当院で処方しております。処方の際には診察室で自己注射の練習をして頂きます。

アレルギーといっても原因も症状も様々です。その患者様に合った治療法をご提案させて頂きますので、お困りの方はご相談ください😄

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