タバコとアルコール
- 2020.10.23
病院勤務時代の小話です。入院時の説明で、手術前にタバコとアルコールは入院中禁止です(当たり前ですが)と患者様に説明します。手術後に、「退院後も継続して止めるとしたら、どちらでしょうか?」との質問に、8割ぐらいの患者様が「お酒」と回答があります。要は、「「タバコ」は退院したら再開します」とのことです。個人的には、タバコの方が依存性が高いのかなと思います。ヘビースモーカーの患者様の中には、入院中にもかかわらず、手術後に歩けるようになったら、病棟から抜け出して職員用の喫煙所で看護師と一緒に喫煙していたなんてこともあったりなかったり、古き良き?時代でありました。程ほどのアルコールは問題ないですが、タバコは「百害あって一利なし」でしょうか。生活習慣病・癌・皮膚疾患、全てに影響しています。外来で、「皮膚疾患が中々治らないんです」と相談に来られた際に、「タバコ吸われますか?」と質問するようにしています。「はい」なら、「まずは禁煙してください。禁煙して良くなれば、タバコ代・通院費用がお得ですよ。」「いや先生、タバコなかなか止められないですよ」って。簡単に禁煙できて、病気のリスクが減ったら、患者数も減るのでしょうか?経営的には、これはマズイかもしれないですね。
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